悪酔い・二日酔いとは?
「二日酔い」とは、お酒を飲んだ翌日に現れる頭痛や吐き気、倦怠感、胃の不快感などの症状のこと。
「悪酔い」は飲んでいる最中に顔が赤くなったり、気分が悪くなったり、感情が不安定になることを指します。
どちらもアルコールの摂りすぎが原因で起こる体からのSOSサインです。
原因は「アセトアルデヒド」だった!
アルコールが体内で分解されるとき、「アセトアルデヒド」という有害物質が一時的に発生します。
この物質が頭痛や吐き気などの元凶。
日本人はこのアセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH)の働きが弱い人が多く、特に影響を受けやすいといわれています。
体にやさしい飲み方のコツ
1. 飲む前に軽く食べる
空腹状態で飲むとアルコールの吸収が早まり、酔いが回りやすくなります。
チーズやナッツ、枝豆など脂質やたんぱく質が含まれた軽食を事前に摂るのが◎。
2. お酒と一緒に水を飲む
アルコールには利尿作用があり、体が脱水しやすくなります。
「チェイサー(水)を一緒に飲む」ことで、酔いすぎ防止&翌日のダメージ軽減に繋がります。
3. 自分の適量を知る
「適量」は個人差がありますが、目安は
- ビール(5%):中瓶1本(500ml)
- 日本酒(15%):1合(180ml)
- ワイン(12%):グラス2杯(200ml)
4. 一気飲みは絶対NG!
短時間に大量のアルコールを摂取すると、肝臓が処理しきれず急性アルコール中毒のリスクが高まります。
飲み会の雰囲気でも「NO」と言える気持ちを持ちましょう。
5. 飲んだ後はしっかり睡眠を
睡眠中にアルコールの分解が進みます。
ただし、飲みすぎると眠りが浅くなることもあるので、適量を守ることが前提です。
悪酔い・二日酔いは「予防」が9割!
お酒は楽しく付き合えば心も体も豊かにしてくれるもの。
しかし、体調や飲み方を無視すると一転して体に大きな負担をかけてしまいます。
「飲む前の準備」や「適量を守ること」「水分補給」が、悪酔いや二日酔いの予防につながります。
自分のペースを大切にしながら、心地よく飲める習慣を身につけましょう♪